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吹奏楽の杜 · PRACTICE GUIDE

吹奏楽の時短練習|60分の部活動メニューと合奏の進め方

準備から片付けまで60分で行う吹奏楽の練習プラン。パート練習と合奏の役割、欠席者への引き継ぎ、顧問・学生指揮者向けの練習記録例を紹介します。

編集:吹奏楽の杜 / 更新:

60分で直す箇所を先に決める

練習時間が短い日は、全曲を何度も通す前に「今日はどこを合わせるか」を共有します。「全体を良くする」ではなく、「練習番号Bの最初の4小節で、旋律と伴奏の入りを合わせる」のように範囲と聴く対象を絞りましょう。

進行役は開始前に対象小節と楽器を伝えます。譜面台の配置、打楽器の移動、連絡事項に必要な時間も見込み、実際に演奏できる時間から逆算します。下表は当サイトの運営例で、学校や団体の活動時間に合わせて調整してください。

準備・休憩・片付けを含む60分プラン

一つの合奏課題を扱う日の時間割
時間内容進行役が確認すること
0〜5分準備と目標共有対象小節と終了時の目標を伝える
5〜13分個人の音出し・基礎各自の経験に合う内容で準備する
13〜25分パート・役割別の練習対象箇所の譜読みと入りを確認する
25〜30分休憩・配置変更合奏に必要な準備を済ませる
30〜48分抜粋合奏聴く→修正する→前後をつなぐ
48〜53分確認演奏・振り返り最初の目標に対する変化を共有する
53〜60分手入れ・片付け次回の課題と担当を残す

片付けに10分必要な団体なら、合奏を3分短くして調整します。時間が押した分を終業後へ延ばすのではなく、その日に扱う範囲を減らしましょう。個人練習の組み立ては30分の基礎練習メニューも参考にできます。

合奏を止めたら「次に変えること」を伝える

  1. まず聴く:対象の4〜8小節を演奏し、決めた目標について確認します。
  2. 一つ伝える:「そろえて」だけでなく、「伴奏の拍を聴いてから、旋律の入りを合わせよう」と、次にする行動を言葉にします。
  3. 必要な組み合わせで試す:旋律と伴奏、低音と打楽器など、課題に関係する役割で演奏します。待つ人にも聴く対象を伝えます。
  4. 全員で前後をつなぐ:抜粋ではできても曲の流れでは戻ることがあります。少し前から入り、変化が残っているか確かめます。

音程・リズム・音量を一度に指摘すると、何を直した結果か分かりにくくなります。その日の目標が達成できたら、残った課題は次回の記録へ回す方法もあります。

欠席者にも伝わる練習メモ

出席人数だけで合奏の良し悪しを判断せず、その日に確認できた範囲と未確認の範囲を分けて残します。欠けたパートがある場合は「全体で完成した」と扱わず、次回に全員で確認する箇所を明記します。

記録例
対象:練習番号Bの1〜4小節
確認したこと:伴奏の拍を聴いて旋律が入る
結果:ゆっくりのテンポではそろった
未確認:低音パートを加えたバランス
次回:Bの2小節前から全員で確認

共通の練習記録シート(CSV)に結果を残すと、進行役が交代する日にも引き継げます。録音を共有するときは団体で合意した共有先を使いましょう。

長期計画と参考情報

週・学期・年間の計画や合奏教材は合奏練習法とPDF教材にまとめています。短時間の日と長時間の日で同じ課題を続けるときは、記録を見て開始位置を決めてください。

ヤマハの吹部 時短Note.は、活動の目的を明確にして無駄を減らす考え方を紹介しています。本記事の時間割と進行例は、その情報とは別に当サイトが作成した提案です。