Clarinet — Fixing Squeaks
リードミスは「下手だから出る」のではなく、必ず物理的な原因があります。出る場面のパターンを観察すれば、原因はかなり絞り込めます。
「キーッ」という音が出るのは、本来鳴るべき音ではない高い倍音が鳴ってしまう現象です。原因は大きく4つに分けられます。
やみくもに直そうとせず、いつ出るかを観察してください。パターンが分かれば原因はほぼ特定できます。
ほぼ確実に指の問題です。その音の運指を確認し、どの指がふさぎきれていないかを一本ずつ検証します。ゆっくり運指だけを動かし、指がキーに届いているか目視してください。楽器側のタンポ不良の可能性もあります。
レジスターキーを使う移行部分で出る場合、指の同期がずれています。レジスターキーと他の指が同時に動いていない、あるいは息が一瞬止まっているのが原因です。
リードかアンブシュアの問題です。別のリードに替えて症状が変わるか確認してください。替えても変わらないならアンブシュア側です。
本番や合奏で増えるなら、噛み込みが原因です。緊張すると顎に力が入ります。普段から鏡で噛み込みを確認し、脱力した状態を身体に覚えさせてください。
「気をつける」だけでは直りません。以下の順に、原因ごとの練習を行ってください。
リードミスについて、部活動でよく聞かれる質問をまとめました。
原因を特定したうえでの練習であれば、確実に減ります。ただし「気をつけて吹く」だけでは減りません。特定の音で出るのか、音域の移行で出るのか、ランダムに出るのか、緊張時に出るのか。このパターンを観察して原因を絞り込むところから始めてください。
リード以外に原因があるということなので、切り分けとしては有益な情報です。次に疑うのは指の押さえとアンブシュアです。特定の音だけで出るなら指、どの音でも出るならアンブシュアの噛み込みを確認してください。複数のリードで同じ症状が出る場合、タンポの劣化など楽器側の可能性もあります。
緊張時に顎へ力が入り、噛み込みが強くなっているためです。普段の練習で鏡を使い、噛み込んでいない状態を身体に覚えさせてください。あわせて、「吸う前に顎の力を抜く」といった具体的な手順を決めておくと、本番でも再現しやすくなります。
高音域では、指の押さえの精度とレジスターキーの操作がよりシビアになります。まず無音運指でその音の指の位置を確認し、次にレジスターキーと他の指が同時に動いているかを見てください。また、噛み込みで音を上げようとしていないかも確認が必要です。音孔の操作で音程を作る発想に切り替えると、症状が改善することがあります。
リードは消耗品です。複数枚を並行して回せる状態にしておくと、当たり外れの影響も本番のリスクも小さくできます。
リードミス・アンブシュアのトラブルは、以下のQ&A教材でも取り上げています。
Klosé・Baermann・Rose を軸にした学年別の到達目標と、中学〜音大のレベル別PDF教材はこちらにまとめています。