クラリネットのリードミスの直し方

Clarinet — Fixing Squeaks

リードミスは「下手だから出る」のではなく、必ず物理的な原因があります。出る場面のパターンを観察すれば、原因はかなり絞り込めます。

📋 この記事でわかること
📑 目次

リードミスの4つの原因

「キーッ」という音が出るのは、本来鳴るべき音ではない高い倍音が鳴ってしまう現象です。原因は大きく4つに分けられます。

出る場面から原因を絞る

やみくもに直そうとせず、いつ出るかを観察してください。パターンが分かれば原因はほぼ特定できます。

A特定の音だけで出る

ほぼ確実に指の問題です。その音の運指を確認し、どの指がふさぎきれていないかを一本ずつ検証します。ゆっくり運指だけを動かし、指がキーに届いているか目視してください。楽器側のタンポ不良の可能性もあります。

B音域をまたぐときに出る

レジスターキーを使う移行部分で出る場合、指の同期がずれています。レジスターキーと他の指が同時に動いていない、あるいは息が一瞬止まっているのが原因です。

Cどの音でもランダムに出る

リードかアンブシュアの問題です。別のリードに替えて症状が変わるか確認してください。替えても変わらないならアンブシュア側です。

D緊張したときだけ出る

本番や合奏で増えるなら、噛み込みが原因です。緊張すると顎に力が入ります。普段から鏡で噛み込みを確認し、脱力した状態を身体に覚えさせてください。

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具体的な対策ドリル

「気をつける」だけでは直りません。以下の順に、原因ごとの練習を行ってください。

本番でリードミスを減らす

よくある質問

リードミスについて、部活動でよく聞かれる質問をまとめました。

リードミスは練習すれば必ず減りますか?

原因を特定したうえでの練習であれば、確実に減ります。ただし「気をつけて吹く」だけでは減りません。特定の音で出るのか、音域の移行で出るのか、ランダムに出るのか、緊張時に出るのか。このパターンを観察して原因を絞り込むところから始めてください。

リードを替えても直りません。

リード以外に原因があるということなので、切り分けとしては有益な情報です。次に疑うのは指の押さえとアンブシュアです。特定の音だけで出るなら指、どの音でも出るならアンブシュアの噛み込みを確認してください。複数のリードで同じ症状が出る場合、タンポの劣化など楽器側の可能性もあります。

緊張すると必ずリードミスが出ます。

緊張時に顎へ力が入り、噛み込みが強くなっているためです。普段の練習で鏡を使い、噛み込んでいない状態を身体に覚えさせてください。あわせて、「吸う前に顎の力を抜く」といった具体的な手順を決めておくと、本番でも再現しやすくなります。

高い音でだけキーキー鳴ります。

高音域では、指の押さえの精度とレジスターキーの操作がよりシビアになります。まず無音運指でその音の指の位置を確認し、次にレジスターキーと他の指が同時に動いているかを見てください。また、噛み込みで音を上げようとしていないかも確認が必要です。音孔の操作で音程を作る発想に切り替えると、症状が改善することがあります。

🎋 クラリネットのリード・消耗品 広告

リードは消耗品です。複数枚を並行して回せる状態にしておくと、当たり外れの影響も本番のリスクも小さくできます。

リード
天然素材のため個体差があります。常時4〜5枚を並行して回すと1枚あたりの寿命が延び、本番用の良い個体を温存できます。
スワブ・クリーニングスワブ
演奏後の水分除去に必須。管体の内径に合うサイズを選びます。
クリーニングペーパー・パウダーペーパー
タンポの水分を吸わせる消耗品。ベタつきや音のこもりの予防に。
コルクグリス
ジョイントの抜き差しを軽くし、コルクの劣化を防ぎます。

この記事と一緒に使える教材

リードミス・アンブシュアのトラブルは、以下のQ&A教材でも取り上げています。

PDF
中学生向けクラリネット練習ガイド
Junior High School Level

音出し・アンブシュア・スケール・基本アーティキュレーションから取り組む基礎練習ガイド。

中学生基礎
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クラリネット Q&A(初心者・中級者向け)
Beginner & Intermediate Q&A

リード・音程・アンブシュア・練習方法など、つまずきやすいポイントに答えるQ&A集。

Q&A初心者中級者
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クラリネットのお手入れガイド
Instrument Care Guide

スワブの通し方・タンポの保護・コルクグリス・木部の管理まで、楽器を守るお手入れ方法。

お手入れメンテナンス
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